E-CUS project

EXHIBITION

cotton #04 SHINICHIRO KOROMO

2015年11月01日(日)〜2015年12月30日(水)

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展示概要

[E-CUS project]にご賛同いただいた、浦和にあるヘアサロン「cotton(コットン)」にて1年間にわたり2ヶ月に1回を目安に、展示を企画する第4弾として2016年11月1日より一ヶ月、衣真一郎さんの展示が始まります。東京芸術大学大学院の美術研究科絵画専攻油画修士課程に在学しながら、油絵の制作を行っている作家です。

  • 会場:cotton
  • 地域:さいたま・浦和
  • 業態:ヘアサロン
  • 作家:衣 真一郎/SHINICHIRO KOROMO
  • 期間: 2015年11月01日(日)〜2015年12月30日(水)
  • 時間:10:00-21:00 土、日、祝:9:00-20:00
  • 定休:第2・第3火曜日
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-16-4
  • site:http://www.cotton-style.com/
  • site:http://beauty.hotpepper.jp/slnH000038299/

作家紹介

キャンバスに描かれたモチーフは、彼が日常的に見慣れた愛着のある物や風景の中から、印象的で記憶に残っていたり気になっていたものを頭の中に思い浮かべながら、描かれたものです。
柔らかな太めのストロークで幾度も画面を塗り込めていくような表現は、キャンバスの白い空間をゆっくりと彫刻刀で彫りこんでいくような印象を受け、空に浮かぶ雲が色々な形になりながら流れていくように、記憶が緩やかにおぼろげに少しだけ遠い所に存在するように画面に立ち上がってきます。
1枚の絵の中に描かれたモチーフ達は、彼とその記憶の距離感によって、存在の薄さや濃さが異なっており、全体に溶け込んでいるものもあれば、かろうじて滲み出るように輪郭を感じられるもの、浮いて出てきたようなもの、塊のようになったものも見受けられます。
身の回りにある普通な物や事への愛着は、はっきりと見えるというよりも、焦点 が合うような合わないような見え方であったり、それにまつわる記憶を明確ではな く、うっすらとしか覚えていない印象的な事であったりします。そういったたゆた う視点や思考が、明るく柔らかい色彩で表現されています。

文章|湊健雄

会場案内

cotton/コットン