E-CUS project

EXHIBITION

cotton #05 MARIKO SUZUKI

2016年01月04日(月)〜2016年02月28日(日)

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展示概要

[E-CUS project]にご賛同いただいた、浦和にあるヘアサロン「cotton(コットン)」にて1年間にわたり2ヶ月に1回を目安に、展示を企画する第5弾として2016年01月04日(月)〜2016年02月28日(日)の間、主に夜の風景をモチーフに銅版画制作をしている、鈴木真理子さんの展示が始まります。

  • 会場:cotton
  • 地域:さいたま・浦和
  • 業態:ヘアサロン
  • 作家:鈴木 真理子/MARIKO SUZUKI
  • 期間:2016年01月04日(月)〜2016年02月28日(日)
  • 時間:10:00-21:00 土、日、祝:9:00-20:00
  • 定休:第2・第3火曜日
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-16-4
  • site:http://www.cotton-style.com/
  • site:http://beauty.hotpepper.jp/slnH000038299/

作家紹介

鈴木真理子は、東京芸術大学美術研究科大学院絵画専攻版画を修了して、主に夜の風景をモチーフに銅版画制作をしている作家です。
町の喧騒が微かにしか聞こえない暗闇に包まれたかのような夜の景色を眺めていると、その視点は、スローモーションがかかったキャッチボールのように、自分の近くから遠くの微かに知覚出来るぼんやりと光るモノへと近づき離れ、また戻ってきます。
その中間に存在したはずの空間は暗闇の中に潜み、視点はその距離感を失い、見るべき対象を持たなくなったもやもやとした思考は、その消失した空間の中を幽霊のように浮遊して、ぼんやりとした心地よい感覚を受けます。
そして、目的を失ったがらんとした巨大な建物や空間が、人がいなくなった夜の景色の中で光に照らされ唐突に表れます。夜の静かな海の中を鯨がゆっくりと水面を揺らして泳いでいくように、静かな夜の消失したはずの空間を揺さぶります。 細かなストロークで生々しく描かれた巨大な建物や地面や光や夜空は、まるで大きな獣の波打つ体表のように変貌し、生温かい体温や静かな息遣いや微かな臭いを持った得体の知れない存在として、夜の空間の中を躍動し鼓動させていきます。

文章|湊健雄

会場案内

cotton/コットン