E-CUS project
ARTIST
渡邊 智子 / TOMOKO WATANABE
- 1983 岐阜県生まれ
- 2008 沖縄県立芸術大学 美術工芸学部絵画専攻 卒業
- 2013 個展 (極小美術館、岐阜)
- 2013・2017 中之条ビエンナーレ (群馬)
- 2014・2015 なうふ坂アートフェア (なうふ現代、岐阜)
- 2016 ART Circle アーティストインレジデンス・現代日本美術展 (スロベニア)
- 2017 願成寺古墳群美術展 (岐阜)
- 2017 岐阜アートフォーラム (岐阜)
ステートメント/作家声明
近頃は立体的な作品が多くなり、制作時間の大半が立体のための木工作業である。その一方で絵具に触れる時間はわずかになるが、これらの作品はあくまでも絵画である。絵画的な次元と現実空間を行き来する作品を表現している。
現在に至るきっかけは予備校時代に見た、カンデンスキーの初期抽象画である。自分も抽象絵画を描きたいと白いキャンバスに向かうが、表現方法をさまようことも多かった。もっと自分に近いところに絵の具を置きたいという欲求に気が付いた時に、キャンバスの表面に変化をもたらした。キャンバスの表面が向きを変えたり曲面になったとき、私と表現との距離が縮まり解放された気持でもあった。
立体であるが絵画であること。現地点で絵画空間を感じられることが私にとってのリアルのようである。|渡邊智子|