Old-Cloth Wrapping 001/ sofa
ヴィンテージ〜アンティークの古布を用いたリメイクプロダクト。
様々な工業製品に、ヴィンテージからアンティーク生地を使ってデコラティブにリメイクしていくプロジェクトのソファタイプのファーストモデル「Old-Cloth Wrapping 001 / sofa」。
古来より連綿と営まれてきた人間の創作活動の複雑さの象徴ともいえる、古い着物に特有の文様や鮮やかな色彩が、日常生活の中に絢爛豪華に継ぎ接ぎにコラージュされ、空間に強烈な彩りを与えます。
プロジェクトは、湊健雄(建築家)と大川友希(美術家)によるデザインユニットの結成によって始まりました。様々な空間で実験を行い、今後は販売を行う予定です。
作成をご希望の方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけ下さい!
作家: | 大川友希/YUKI OKAWA |
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サイズ: | W750D750H750 |
素材: | ソファ,着物生地端切 |
製作期間: | 2015.05〜-2015.08 |
大川友希 / Yuki Okawa
2013年に愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻を卒業後、創作活動を続けている美術家です。
兜や神輿などの日本の伝統的なかたちを綿やウレタンでモデリングし、古着の断片をつなぎ合わせた布で覆う彫刻やコラージュ作品は、近年大川が手がけている"和のかたち"と"和文様"を紡ぐシリーズのひとつです。
時代を超えて蓄積された経験や気配といった感覚を、素材となる古い着物や古布から感じ取りながら、所有者たちの愛着を分解し、その断片を伝統的な造形を持った新たな物体へと紡ぎ直す手法によって、人間という存在がいかに多様で複雑なものであるかということを観る者に訴えかけます。
歴史に裏打ちされた伝統的な色彩と造形の組み合わせは、大川が探求する、彫刻作品の在り方や物体としての強度についての、作家なりの回答となっています。