ART&LOGIC / 初台
紹介
マンションの住居スペースを事務所へリノベーションした絵画のデッサンの講座を行う会社のオフィス。初台駅の不動通り商店街にある、8階建ての集合住宅の3階フロア1帯を複合シェアスペースにしたHANAREという施設の1画にある。
所在地: | 東京都渋谷区本町2-33-3F |
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用途: | 事務所 |
延床面積: | 32.4m2 |
設計期間: | 2016.03~2016.04 |
施工期間: | 2016.04~2016.05 |
ART&LOGIC HP: | http://artandlogicseminar.com/ |
施工: | 鎌田工業 |
照明器具: | 湊健雄 |
写真: | 乙咩海太 HP |
整理とリノベーション
古い物件なので、当初のスケルトン状態では、どこもかしこもチグハグナ印象を受けた。例えば梁の高さも全く揃っていない、場所場所によって壁の質感が違う、変な模様が規則性なく付いている。元々住宅だった空間の壁をすべて取り払った事で、各部屋の一部分一部分の下地が適当に現れ、継ぎ接ぎされた慌ただしい空間となっていた。また、その場その場で対応したと思われる、人の手仕事の適当さが空間の中に適当に残っていた。
普通なら真っ新に消してしまうような空間の過去の仕草を受け入れ、素材感を抑えたり膨らませ、その余韻が消えないように、でも、慌ただしさが残りすぎないように全体の雰囲気を整理していった。新しく設計された空間にはあまり無い、変則的な素材感や表情を大切にデザインしたので、飾られる絵画と壁面がやけに相性が良かったり、自作した照明器具が違和感なく溶け込んでいたり、元々あった団子模様を画家講師陣が特別に描いたモノだと錯覚させるような空間となっている。
低予算だった為、工事費の削減方法として、天井を貼らずに既存の団子貼り模様を活かしつつ、照明は湊健雄事務所で制作した。壁面は施主の会社の画家講師陣が塗装する事になったので、無理をしない範囲で塗れるデザインとし、また、家具も低価格な既製品の中から事務所の雰囲気に合うようなザックリとした印象のモノを吟味して選定している。
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TAG : EXHIBITION/展示会 , アーツ千代田3331 , 仮設 , 会場構成 , 東京 , 秋葉原
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