ChikaLicious NY amarige sweets bar 神楽坂ファクトリー / 神楽坂
紹介
神楽坂と飯田橋の間の交差点に程近い場所に出来た洋菓子店。日本人シェフであるチカ・ティルマンさんが、ニューヨークで成功させたデザートバーという全く新しいスタイルのお店“ChikaLicious(チカリシャス)”の日本店舗。日本人らしい繊細な感性で、食材の美味しさや新鮮さを最大限に引き出すことにこだわったデザートを提供している。
年: | 2016.12 |
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用途: | 洋菓子店 |
所在地: | 東京都新宿区神楽坂5-12-5 |
延床面積: | 50㎡ |
デザイン監修: | 湊健雄事務所 |
設計・施工: | ワシン建築事務所 http://washin.main.jp/ |
写真: | 乙咩海太 HP |
デザイン監修業務
「現地でクライアントと顔合わせをしてから1カ月以内で竣工する。」というスピード感のあるプロジェクトに対応するため、初の試みとしてデザイン監修のみを業務として行った。図面や見積もり調整の作業は信頼する工務店に全面的に委託した。仕上がった図面に対して実空間をイメージしたデザイン補正と、各部位の素材の選定を業務の中心とした。
空間の8割が調理場や倉庫といった製造工場であったので、裏方のレイアウトは自動的に決まり、店舗のエントランスと看板周辺がデザインの要所となり、全体的な図面を描く必要が無かった事も、監修のみで成り立った要因だった。
素材について
コンクリートでできた建物にあるような、端正な印象の店舗にして欲しいとの要望があった。
一見無機質に見えるコンクリートは単一の色のように見えるが、その中にブレがあり表情に深みがある。そのブレの範囲の中で揺れる色合いが「端正」さを生み出す要因であると考えた。単純にコンクリートを模倣するような素材を選んでしまっては、その端正さが失われた模造品のような店舗になってしまう。
なので、少し明るい色を基準として、その周辺の彩度や明るさを持った色を慎重に選び、色彩としての端正さが感じられるような空間を目指した。
出来上がった店舗は、彩度を抑えたにも関わらず冷たさを感じない、温かみのあるグレーの空間となった。
その端正で温かい空間は、陰のある印象がまだ残る神楽坂の通りに、派手すぎない明るい表情を与え、少し陽気な印象を周囲に与えている。
- ChikaLicious NY amarige sweets bar 神楽坂ファクトリー
- 洋菓子店
- 住所 東京都新宿区神楽坂5-12-5
- HP http://amarige.co.jp/
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